『春いろのマフィン』浅野美紀

978-4-7904-1861-0

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どこからともなく〈ひかり〉は届き、そこにあるものをやさしく包みこむ。
日々の暮らしのなかにあって、はるかなるものの手がかりのような〈ひかり〉である。
移りゆく季節のなかで、自然が見せる多彩な表情を感覚するどく掬いとり、
記憶の父にめぐり会い、あるいは自己の〈こころ〉の照り翳りに向きあう。
身辺周囲に即して、その歌はゆたかな情感を湛えている。(島田幸典)