『歩板』三野芳男

ayumiita

3,080円(税込)

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「音」短歌会所属。

この歌集名を『歩板』としたのは、ふるさと志々島にいたころ、渡海船には桟橋はなく、砂嘴へかけた細長い板の上を渡って乗下船していました。乗船のときの心躍り、また帰った時の安堵の気持ちは今も心に残っています。また目の見えなくなった母の手をひいて渡ったことなども忘れられません。そんなことからこの歌集名を『歩板』としました。(本書「あとがき」より)