『そこらじゅう空』なみの亜子

sokorajusora

3,080円(税込)

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《令和三十六歌仙 8》 著者第5歌集。

ふと気がつくと、身のまわりがなんだかすうすうしてそこらじゅうが空だ。道を歩いていても、家のなかの少し開いている戸や抽斗にも空が垂れこめていて、世の中や自分の手触りがどうにもおぼつかない。どうしよう私。どうなる私。 (本書「あとがき」より)