『雁の使い』香山雅代

2,750円(税込)

著者:香山雅代

著者第10詩集。
白雨が 過ぎる瞬時ひたむきな 夢を みつめる   (中略)杓子の数だけ 地上で 金環日食を 確かめときに 太陽の靨を愛でる蹠に つたわる それぞれの重みで水温を 分けて大気を 分けて旅立つ大地の 直下に 在る      (本書「雲間」より)

旧商品コード:karinotsukai