『羽音』朝井さとる

3,300円(税込)

著者：朝井さとる

著者第一歌集。
「塔」短歌会所属。
現実との乖離願望が空想となって、読者と朝井さとる自身を自由にしてくれるようにおもう。それはもちろん、表現において空想が空想でおわらず、どこか現実味のある出来事として描かれているからにほかならない。こんなふうに現実から飛び出す力と、表現する力をバランスよく持てる作者はそういないとおもう。江戸　雪(本書解説「理知と情念のあいだに立つ歌人」より)

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