『春蝉』小笠原明子

3,300円(税込)

著者：小笠原明子

著者第二歌集。
小笠原明子さんが信州青木村の山荘に居を移して十年余り、かけがえのない人たちを失うという悲しみの淵にあるときも、厳しく清浄な四季の巡りに濃やかな情感を重ね、ひたむきに歌に向かう姿があった。詠むことを通して、隠されていた才質が目覚めゆくさまは、さながら咲き登る山の桜を遠望するかのようである。(角倉羊子・本書「帯文」より)

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