著者:中山みどり
著者第一歌集「牙」同人。
跋文:石田比呂志 中山みどり君が、私の自宅の「長酣居歌会」に顔を出すようになったのはなぜか、そのいきさつについては私はつまびらかにしない。だが、歌を真剣にやろうと思いたった人がいて、それをとことん実行したいという人がいる以上、どこの歌会に飛び込んでいこうと自由だ、というのが私の若い頃からの一貫した態度だから、中山君に、なぜなのかを聞くことはしなかった筈だ。要は、本人がどれだけやる気で歌に打ち込むのか、私が見ているのはただそれだけのことなのである。(本書「跋文」より)作品紹介 脱皮するならば今こそ葉桜の真下少女は爪先立てる 空腹に泣き出しそうなくれないのポストに落とす旅の絵葉書
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