著者:古角明子
著者第二歌集 第一歌集『コスモスの涙』を上梓いたしましてから五年の歳月が流れましたが、その間毎日一首以上詠むことを習慣として参りました。もう二千首にもなりましょうか、今回はその中から190首と30代初期作品「淡紅のバラ」の45首をあわせまして235首を収載致しました。(本書「あとがき」より)栞文:尾崎まゆみ作品紹介 「アンネフランクのかたみ」という名のバラ赤く平和あやうき日本に咲きぬ 足ることの時に虚しさ覚えいつ裸身伝いて湯滴落ちくる 悲しみの果てたる夜のまぼろしに淡紅のバラまなうらに満つ
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